ギブソン/Gibson J-45 Historic Collection Vintage Sunburst エレアコ 超美品 188,000円
まずは、ネックの状態や指板フレットの減り錆及びネックの反り、捻じれ、バインディングや指板の剥がれ等の点検や、ボディートップの浮き、ブリッジ浮きサドルの残量状態ばドを点検してからこのギターに適切な、リペア&カスタマイズを決定する。。。
全体的に画像をアップにしても解らないような傷打痕は有るものの、バインディングのハガレンも無く、致命的な木の割れや塗装の割れなども無く、ネックコンディションも良く、10年使用してとは思えない使用頻度の低い、大切に扱われていたものと推測されるA’’クラスの、良質なコンディションです。
ここでは、僕が試行錯誤で編み出したブレーシングを傷めず、木も塗装もトップ継ぎ目やバインディングも傷めず、かつリバウンドが極めて少ない状態で将来使い続ける事の出来る画期的な修正加工法なので、残念ながら画像で紹介してお見せすることは出来ないが、このJ-45は大した浮きではないのと、物はついでと言う事もあるので5.0mm程度浮いていたものを、トップ浮を0.0mm近くに修正した。40年50年掛けて浮いたトップでは無いので、丸二日間でスピード完成!!!
指板の減りやフレットの減りはほとんどと言うか全くと言って良いほど減りが無いが、10年も経ると、指板のメンテナンスやフレットの錆が酷くてスライド演奏や、チョーキングがしずらいので、指板メンテが必要。
まずは、手垢やほこり汚れを除去。指板の場合は普通のマジックリン等は使わない様に!水分があまり指板に浸み込まないアルコール配合の汚れを浮かして除去できるスプレー缶を使用。
ご覧のように指板フレットの減りは無いが、錆が酷い。ネック指板は波打ちや元ぞり先反りも無く真っ直ぐな良い状態なので、フレット擦り合わせは必要無しと判断。
所によって#800~#1,200のサンドペーパーで丁寧に、錆取り。
そして、金属用コンパウンドで鏡面仕上げ磨き。
どうですか?ピッカピカ!!!後は、フレットの金属の腐食を予防するカルバナワック配合のオレンジオイルで指板メンテ!
これを数年に一度はしたいものですね~!これをしておけば指板の割れ等を防ぐことが出来ますよ~!
そして、ブリッジにも先が細くなった歯ブラシを使い気にすり込んで一晩しみこませ降り取ります。
その後ネックが相当の順ぞり状態で、弦高を下げるのにサドルがかなり低く削ってあった。
前オーナーは、弾き易くするための弦高を下げるには、サドルを削るしか無い!と思っていたんでしょうね~?高級なギターは所有しているもののギターの特性や理論を理解していない方々が多いのにはいつも驚かされる。。。(◎_◎;)
僅かにトップ浮き修正したことも多少は有るが、トラスロッドを理想とされる、真っ直ぐ状態からやや順ぞり気味に調整したら、なんと!12フレット6弦で1.7mm!?
これは、スペーサーを入れる範疇を超えていますし、サドルは弦の振動を一番影響を受けるところですので、いくら硬度高いものであっても数枚のスペーサーを入れると鳴りにも影響出ますから、この際にサドル交換を!幸い純正のギブソン用の牛骨サドルの在庫が丁度あったので、交換することに。。。ご覧のようにあと2・3mmは余裕が有りますぞ~!
そして最後は、 12フレット6弦で2.5mm、1弦で2.0mm前後に仕上げ、大変弾き易く良いギターに仕上がりました!!!(‘◇’)ゞ
付属品:純正ハードケース
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