ヤマハ/YAMAHA G-200DNT 超美品 CIKカスタムショップ ¥28,000
1980年12月から生産され、とても人気の高い綺麗なFG-200Dが入庫しました!!!
ヤマハのウエスタンタイプ(ドレッッドノートタイプ)で、マーチンではD-28、D-18 、 D-45等にあたる。
マーチンが初めてドレッドノートを製作したのは、1916年当時イギリス海軍が誇っていた世界最大で最強の戦艦HMS ドレッドノート号にちなんでドレッドノートという愛称が付けられたらしい。そのボディサイズから放たれる豊かな音量とサウンドのバランスから、いま現在でも最もポピュラー&スタンダードなボディタイプとして、世界中で愛されているサイズです。
このサイズは、野外やストリートなどの演奏で使うのには持ってこいの音量でストローク、フィンガーピッキングどちらのスタイルにもフォークタイプよりも良く反鳴くれ、30年以上経て完全に乾き切ったFG-200Dは、製造して間もないアコースティックギターには出せない、軽やかな重低音から澄み切った高音域まで、演奏者には最高のパフォーマンスを提供してくれる1本です。
今回はヤマハ(特にFGシリーズ)はなぜ発売以来今でも人気が高かったのか?今でも古いFGは綺麗な良い音が出ると人気が有り圧倒的なファンが多いのか?についてお話しましょう。
ギターの鳴りの良さや使いやすさには、様々なものが有りますが、ネック及びフレットボードの材料の良否とフレット状態が基本でギターの命とも言われますが、まず一つは指板にこのFG-200Dのようにパリサドルが使って有るギターが、とても多い事です。
???と思われる方も多いとは思いますが、一般的にはパリサンドルとはローズウッド(東南アジア産)ですが。。。
日本では紫檀と言います。俗に言う本紫檀と言われるものがインディアン・ローズウッドなんですね~。。。あとアフリカ産のローズウッドもありますが、それらを総称してローズウッドと言っています。(アメリカの人達には分からないと思います)あはは。。。
因みに、過去高級ギターに使われていたエボニー(黒檀)の※木乾比重は、0.80-1.21。
最近、高級ギターはエボニーが枯渇して使用しているローズウッドは、0.75~0.85
そして、FGの指板に使ってパリサンドル(紫檀)は、0.82-1.09です。
※木乾比重とは、木を乾かして同じ量の水の重さとの対比で木の硬さと強度を示す一つの基準値
感の良い方はもうお分かりですよね~?
そうなんです。木乾比重の高いパリサンドルはローズウッドよりも硬く重いんですね。。。そしてまた質の悪いエボニーよりたとえ最悪なパリサンドルだとしてもエボニーよりは、硬くて強度が有って重いことになります。
画像でもお判りにように木目の中の隙間の最高級のエボニーより少し大きめですが、それ以外の所は目がかなり込んでますよね。。。
ですからこのFG-200Dが良い音出るのは、とても良い品質のパリサンドル(紫檀)が使って有るからなんですよね。。。
ただ、一般的に見た目で判断するのはそれで間違いないんですが、見た目でごまかして最高級のエボニーだと思わせるように指板木材を塗料を染み込ませたり塗装してあったり、特に最近は高級な黒檀が指板に使って有るんだが、通常5.0mm程度の厚さのものをわずか1.0mm程度薄い黒檀が貼り付けてあるだけで、高級感をだして高く売る見た目だけでアタックが全く良く無い、ごまかしギターが売られています。くれぐれも騙されない様に!!!
どことは言いません。私を要注意人物だと思われても困りますので、メーカー名は伏せておきます。。。
トップ板で決まると言われる弦による共鳴は、ヤマハは中級クラスから高級クラスまでえぞ松を使っている事を抜きには語れないと思います。
このえぞ松は、北海道やカムチャッカ半島、樺太、中国東北部で分布していて下手なスプルースを使うよりも断然に良いと思います。ご覧のように数枚のえぞ松を貼り合わせたトップですが、真っ直ぐ大変綺麗な木目です。
そして、スプルースの木乾比重は平均0.41ですが、えぞ松は0.43~0.45です。
スプルースよりも木乾比重が高いんですが、単純に高ければ高い程良いとは言え無い訳で、比重が高ければ高い程アタックが良くなりますが、音に柔らかさや温かみが無くなりますのでトップバック・サイドのバランスが取れる事が重要になります。
以上、この事から張りの有る中低音から煌びやかでアタックの効いた高音がマハの音と称賛され続けるゆえんなのかもしれません。
【コンディション】
まったくと言って良い程傷らしい傷も無く殆ど使用感もあまり有りません。
画像でもお判りのように指板やフレットの減りもありませんし、サドルもまだまだ余裕が有って、トラスロッドも充分に余裕がありわずかに白濁は有りますが、ボディーやネックも大変保管状態も良く大変綺麗なギターです。そして、発売当時のままのヤマハ純正ハードケースでバックルの錆やケースも割れの無い年代の割にはかなり綺麗な、保存に便利なハードケースも付いていてとってもお得で、さらにリペア&カスタマイズされて鳴りも弾き易さも良い最高のコンディションでの一です。
そして、メンテナンス内容は下記の通りです。
1、ボディー全体のホコリ汚れ落とし及びポリッシュ仕上げ
2、ネックのトラスロッド調整によりフレット摺合せ
3、指板の清掃と保護剤塗布
4、ペグの脱着O/Hと給油
5、トップ浮き修正
6、サドル調整による弦高調整
(12フレット6弦及び1弦=3.0mm・2.5mm以下)
【スペック】
ボディトップ:エゾ松
サイド・バック:マホガニー
ネック:ナトー
指板:パリサドル(紫檀)
付属品:純正ハードケース
ご購入希望の方は、こちら
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