モーリス高級グレード S-101の修理依頼の巻

Posted by 関 浩一 on 2014年3月22日

1弦フレットが浮き上がり演奏中に3フレットに引っかかってしまうとの事。

フレットの浮き上がりは、打ち込みのし直しや、瞬間接着剤やエポキシ樹脂等を使い何とかなりそうだが、高いギターなのにねー。。。って言ってたら、ヤフオクで安く落札したとの事。。。

ついでに診断したところ、5弦12フレットで3.1㎜。まあもんか・・・と思いきや試奏すると5・6弦が解放弦で何とビビりが???ナット溝を削り過ぎ?いやいや逆反り!?

前オーナーが、ブリッジが浮き上がり弦高が高くなりトラスロッドで無理に調整した為、逆反りで

3.1㎜あるにも関わらず、ビビりが出てヤフオクに出品したものなのか??

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取敢えずフレットの減りも有るので各フレットを均等に打ち込でやって、トラスロッドで真っ直ぐに調整(これが大事)した後、フレットシェープ作業。。。

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次は、シェーパー作業で削れた所とそうで無い所を頭に入れながら、フレットヤスリでフレットの荒削りR研磨作業。。。(;’∀’)

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次に、サンドペーパー800番→1200番仕上げ、コンパウンドで鏡面仕上げ。これが大変!(・_・;)指が痛くなり肩まで凝ってくる。。。でもそこまでやらないと、綺麗なチョーキングが出来ないしねぇ。。。

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大変綺麗に仕上がりました!!!ピッカピカ!(^_^;)ふぅ。。。

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今度は、ボディのポリッシュ仕上げと指板の保護とフレットの錆止めにレモンオイル塗布。

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しばらく、レモンオイルが指板に染み込むまで待てながら、ゲージにフッ素配合グリスを塗り込み、弦張り作業。。

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次にメタボになった、ブリッジにサドルを0.5㎜削ってやる事にした。

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12フレット6弦で、2.6mm。1弦で2.0mm。トラスロッドを真っ直ぐに調整。どうだー!

おおお!5・6弦のビビりが消えた!ガンガンストロークしても大丈夫。弦高も下がってとても弾き易いギターに仕上がりました!

これぞ、C・I・Kカスタムショップ仕様だあ。。。(^▽^;)

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これで、このギターのオーナーもきっと喜んでくれるはず。。。

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そして、フレットもボディもとってもピッカピカ!綺麗なギターに仕上がりました。

お疲れ様でした。。。(‘◇’)ゞ

 

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