YAMAHA/ヤマハSG-3000Custom CW 美品 カスタマイズ済   ¥288,000

Posted by 関 浩一 on 2014年9月19日

ヤマハSGシリーズにおけるフラッグシップ・モデルは、’60年代はSG-7に始まり、’70年代にはSG-175、SG-2000へと、カリスマギタリストの寺内タケシやカルロス・サンタナ等の影響も受けながらSGシリーズは進化を遂げて来た。

’80年代になると、世界のアーティストや多くのギタリスト達にSGシリーズも賞賛、指示され続けた事から、ヤマハ独自のフラッグシップSGを開発し始め、今まで歩んできたヤマハ独自のSGシリーズの歴史の集大成であるプロフェッショナル・カスタムの称号を持つ、最高峰SG-3000が完成したのである。

見た目では、ゴールドメッキ加工。特に指板にはかなり高品質な、今は枯渇してしまったボニー(黒檀)の採用、ボディートップ周りや、ポジション・マークにメキシコ貝(アバロン)を採用等々。。。

そしてこのSG-3000の登場で、絶対に避けて通れないのが何と言っても、新開発のピックアップ。 そのピックアップはマグネットに新開発素材のスピネックスを採用し、世界で初めてヤマハがピックアップ用マグネットとしての実用化に成功したことである。

また、ベース・プレートをこれまでの真鍮プレートから洋白(”洋銀”)プレートへと変更している。 組成は銅50~70%、ニッケル5~30%、亜鉛10~30%。常温での加工が容易で、洋銀を使用することの他、コイル線の太さとコイルの巻き数(リターン数)のも大きく変更がされている。 OPG-1ではコイル線の線径が0.063mmで5,000回リターン。しかしスピネックス・ピックアップでは、0.0060mmで5,300回のリターン。

 

上記のことにより、大音量でも高音の抜けを良くして、より繊細なピッキング・ニュアンスを再現することを狙って作られたんだが、見事に実現をしている。これが素晴らしい!!!口で言うのは簡単ですが、それを現実のものにしてしまう、ヤマハの技術陣は偉い!!!!!神以外の何物でも無い!ですね~。。。

ギブソンP-90を始めバーストバッカ―や496R,500T、57Classic、アルニコV、ダンカン、等々聴いてきたが、SG-3000のスピネックス・ピックアップには敵わない。僕はP-90と57Classic、ダンカンが私は大好きなんだが、クリーンは特にダンカンもかなり綺麗で良いが、歪ませたりブーストを掛けると高音の抜けや、ピッキングのニュアンスは、先出のピックアップもやはり、スピネックス・ピックアップには到底敵わないと思う。。。

 

また、ピックアップ・カバーも、セミ・オープンからポールピース・ネジのみ穴あけ加工のフルカバータイプで、パラフィンをカバーの隙間無く浸透させる事により、より効果的なハウリング対策に、一役買っている。

まだまだ、SG-3000にまつわる話はあるが前置はこれ位で。。。

 

このSG-3000CW(クリームホワイト)は、1989年1月の製造され国内向けに販売されたものです。1000や2000でもホワイトはちょくちょく見ますがクリームホワイトは中々お目に掛かれません、増して販売個数の少ない、3000CWは販売から四半世紀経った昨今では中々事は出来ない、今後これだけ綺麗なCWは出ては来ないだろうと思わせる大変貴重な1本です。ヤマハ特有の白濁は有りません(笑)白濁してても分からないか???(爆)

ヤマハの最高級のSG-3000ともなると、大体勿体無く普段使えなくて後生大事に、お飾りのまま???ってのが多いんですが、この3000はそれなりの使用感はあったものの、この傷の無さはコレクターズ・コンディション!?とは言い過ぎでも無さそうで、ボディートップも、ボディバックも、ネックも、へこみや割れが全く無い!と言って良いほど綺麗な物でヘッドやサイドに少し傷がある程度でして、かなり大切に取り扱われていたものだろうと推測されます。。。

しかしながら当然、25年(四半世紀)以上も経過すれば、金属類の錆や劣化は止められないのでペグ、やブリッジ、テールピース等金メッキの剥げ具合のみっともないパーツはすべて新品に取り変えました。 どうですか???ボディーも磨いてピッカピカ!!! それからまた、私の最も得意とするフレットカスタマイズ。フレットシェーパー作業&ナット・チューニングをしました。

 

今後の2・3度フレット摺合せの考慮して、フレットの高さはオール1.00mmに研磨、(スライド演奏なんか1.00mm以下にすると最高に弾き易い)12フレット6弦2.00mm、1弦1.60mmに調整致しました。 勿論、音詰まりは有りませし、アンプからのビビり音もありません。

また、ナットチューニングも施しました。これは溝に埋もれた弦の場合、サスティーンに影響しますので、ナットの溝を浅く弦を半分以上ナット上に出して、ナットのネック側の部分だけを弦に掛かるように加工してやることにより 素晴らしく弦高の低いサスティーンのあるCIKカスタムギターに仕上がりました。

それからこのSG-3000は、第3期生産のもので、ブリッジにTSGのブリッジが採用されていましたが、メーカー欠品でパーツはもうありませんでしたので、通常のSG-3000の物が装着されていますが、元々着いていたパーツもありますので、ご心配無く。。。

ヤマハSGグラフィック永久保存版にも画像で紹介されていた、シリアルナンバーSHIJ002のクリームホワイトですが、何とこのSG-3000は記念すべきSHIJ001!!!おおお、貴方は2番♪私は1番(^^♪・・・何か勝ったよう な気が・・・何でも1番が良い!!!なんてね。。。

付属品:純正ハードケース

 

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