Morris/モーリス W-40 ハカランダ 極上品Used ハードケース付き 58,000円

Posted by 関 浩一 on 2016年2月14日

せっかくの綺麗なW-40ですから、見た目や素材の良さだけでは無くて、たとえ初心者であっても弾き易くギターの性能機能までレベルアップを図らないと、CIKカスタムショップの名前が負けてしまいますので、例のいつものCIKカスタムショップ仕様に居ます。

 

 

まずは、トップ浮き修正です。どんな高級ギターでもトップは弦を貼りっぱなしにしておくと自然に浮きますから、修正しました。

残念ながら、画像公開は出来ません。。。僕が長年月日を掛けて考案した方法ですので。。。

 

そして何と言っても、これは外す事は出来ませんね~。。。フレットの摺合せです。

光の加減で見にくいところも有りますので画像を4枚投稿しました。。。

画像をクリックしてご覧になると良く判りますが、真っ直ぐなフレットヤスリで簡単に研磨してやりましたら、案の上各フレットの高低差がバラバラです!

これではナットやサドル、トラスロッドでどれだけ調整しようと、弦高を低くして弾き易いギターにするのは、到底無理ですね。。。

IMG_1781 IMG_1783 IMG_1784 IMG_1786

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初に、マスキングをして、トラスロッドでネック指板を真っ直ぐにしてやり、各フレットを均等に研磨してから、一本一本フレットを丸くRをつけながら研磨します。

IMG_1793 IMG_1794

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ペーパーで#800、#1000、#1500番と順次上げて研磨傷を取ってやり、最後は金属用コンパウンドで鏡面仕上げ。。。(^_^;)ああ~疲れる!毎回言ってますが本当にこの作業は、手が付かれます。。。ギター1本仕上げると、しばらくやるのが嫌になってしまいます。。。ホント。

IMG_1795 IMG_1797

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで、ペーパー仕上げは終わりです。

IMG_1798 IMG_1799

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フレットチューニングの最後は、コンパウンドで嫌になる位ゴシゴシ磨いて終了!

どうでしょう?ピカピカですね。。。これでチョーキングもバッチリ!決められます!

その後は、指板の汚れを取り、乾かした後にオレンジオイルの指板保護剤と、フレットの金属保護剤を擦り込んで塗布して終わりです。

IMG_1801 IMG_1802

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今度は、ナットチューニング。弦溝が余り深いと解放サスティーンが良くありません!山を削って、弦を触れる位に弦が外れない程度にナットの上に乗っけてやる位が理想です。

そして、ローコードを弾き易くしたかったら、弦溝を少し削って低くしてやりますが、これもペグヘッド側を深めに削る事が大切です。また、トラスロッドとブリッジのサドルの高さとの兼ね合いが有って、バランスがとても難しいです。ズブの素人はギターをチューンナップするどころか、ビビりが出てしまい壊してしまう事が有りますので、止めた方が良いと思います。

IMG_1779 IMG_1778(1)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今度は、トップ浮きを修正すると弦高が低くなってしまますので、サドルを新しいのに取り替えて、どうせならついでに憧れの「牛骨ちゃん」を入れたりなんかしちゃって~!きゃ~!仕上がって弾けるのが楽しみ~!アコギはやっぱ、これでしょう!

ゴシゴシ・・・これも削り過ぎるとブリッジ溝がガタガタに隙間が空き鳴りに影響を与えてしまいますので、溝にサドルを押し込まないと入らない位にキッチリになる様に研磨します。。何度も何度も少しづつサドルを研磨して、弦を張っては緩めして、弦が切れてしまい、時には弦2セット使う事も。。。

IMG_1807 IMG_1808

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、メタボ(トップ浮き)も解消!サドルも牛骨!サドル高もバッチリ余裕!

12フレット6弦/1弦で2.5mm/2.0mm以下にしても、ビビリ音詰まりも有りません!

良いギターに仕上がりました!!!

 

付属品:ハードケース

ご購入希望の方は、こちら

 

Pages: 1 2

One Comment

  • 岡留 久幸 より:

    初めまして。モーリスギター検索で拝見しました。質問ですが、友人からTFモーリスW-60 シリアル№822376を預かり、ネックの順反りを治そうとトラスロッドを回していたら、硬くて無理に回したのか、バキッと音がして、サウンドホールのトルスロッド付け目(6角レンチを挿しこむ処)が空回りして外れたのか、全く反応しなくなり、ネックも元寄りも曲がってしまいました。素人ですので、回し方がまずかったのか、どうすることも出来ません。それで修理、リペアが出来るものか?お尋ねします。また、修理できても高くつけば諦めて、このW-40を購入したいと思いますが。よろしくお願いします。お忙しいことと思いますが、お返事お待ちしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です