YAMAHA/FG-180 CIK Custom Shop 95,000円
爆鳴り名器ヤマハFG-180赤ラベルをリフィニッシュ!
いやいや、ホントFG-180は良い音出ます。特にこの180赤ラベルは特別良い音が出ます。
トップ板も飴色に焼けているギターはやはり良く鳴りますんね・・・ネックの状態も、ボディやフレット指板もバインディングも言う事無しですが、こんな良く鳴るギターに限って、皮肉な事に傷や打痕が結構有るのが多い。キズ埋め作業も大変なので、オールペイントとしました。
パーツを全部外して、ペグも分解調整磨き上げをしました。最近は殆どがクロムメッキですがニッケルメッキのいぶし銀の様な何とも言えない鈍い光沢が蘇りました!良いですね。。。。
この時のFG赤ラベルは、ラッカーが使ってあり、硬化剤を入れるアクリル塗料は取扱いが楽なのですが、やはりここは面倒であってもラッカー塗料でしょう?
アコースティックギターのマニアの方々の中では、音が良く成るとアクリル塗装を剥がしわざわざ、ラッカー塗料を薄く塗る方もいる位だから、、、ね。
サンドペーパー320#、800#を使い塗装を半分以上剥がし、ラッカー塗料で薄く二回塗りしました!
ご覧のように、ピッカピカ!う~ん満足。新品みたいに仕上がりました。
せっかく綺麗になったので、マーチンやモーリスさんも最近採用している、軽くて持ち運びも便利なプラスチック&アルミ製の高級ハードケースに入れてやりました。
最近この手のハードケースは色々なメーカー品を仕入れましたが、これがまたFG-180にピッタリ!まるでFGの為に作られたように。
ゆずの岩沢厚治さんは数十本持っていらっしゃる中でも1960年代販売されていた赤ラベルが相当お気に入りらしいんですが、これを持って行って上げたら、きっと泣いて喜ばれるのでは?(‘◇’)ゞ
トップ:スプルース
サイド&バック:マボガニー
ネック:マボガニー
指板&ブリッジ:インドローズ
ナット:セルロイド
サドル:牛骨
ペグ:単体オープン
付属品:ハードケース新品
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YAMAHA FG-412 白ラベル Custom Shop 極上品 1998年製 28,500円
製造から20年を経て、乾き切った鳴りの良いFG-412です。
ギターの命であるネックの状態も上々で、もちろんバインティングの剥がれやトップ浮きも無く、20年を経た中古ですから画像をクリックして拡大画像にしても判らないような小さな傷や打痕は有るもののご覧のように、大変綺麗なものです。
トップ浮きは無いものの、ネックは順ぞりで12フレット6弦で4.0mm1弦で3.0mm程度有りましたので、これは弾きにくい。トラスロッドを真っ直ぐからやや順ぞりに調整を加えて、それでも12フレット6弦で3.3mm/1げん1弦で2.4mmと、それでもまだ少しだけ初心者だと弾きにくいので、リペアする事としました。まあ普通の新品のアコースティックギターであってもこんなものなんですが、CIKカスタムショップを名乗る私はここで満足する訳にはいきません!『出たー!偉そうに!?』はい、すいません!(笑)
やはり、限界的に弾き易くするのが、私のモットー。
ある程度ギターテクのある方は、これでも余裕で充分弾きこなせるんだと思いますが。。。
でも、私の経験では、特に初心者の方々に挫折して欲しくない。ギターを始めたがしばらくして挫折して辞めてしまう方々を多く見てきた私は、その中でもハイコード(バレーコード)で挫折する方が、余りにも多い事に気づき、Webショップを始めた訳ですから。また、中級者でも弾き易いギターを手にする事によって、上手くなったと思いこんで、ギターテクがますますレベルアップするんですね。。。私が奏でしたから。(笑)
そして、初心に帰りカスタマイズすることにしました。
ご覧の様に、フレットの錆取と防腐剤塗布や、ネック調整、サドル研磨、指板清掃&指板ブリッジへの保護剤塗布、ボディーポリッシュ仕上げ、などなど・・・
大変使い易く綺麗なギターに仕上がりました。
トップ材には、定番のスプルース。またバック・サイド・ネックには、ナトーが使って有ります。ナトー???北大西洋条約機構の事?いやいや、残念ながらそのNATOではありません。(笑)
バック・サイド・ネックの良く使用される人気の素材です。ナトーとは、ナトー・マホガニーと一括りに呼ばれる位に、性質が良く似ている所以で、例えばマーチンのD-18や何発売されて何十年経った今でも超人気でロングセラーのギブソンのJ-45のも代表されるように人気のマホガニー材と最もよく似たジャラ~ン♫とゴージャスな音色で、素材でその木の持つ特性、性格を木目もとても良く似ています。
その木工製品製造業者の中でも一つの基準にされ、マホガニー材それを表したものが気乾比重です。
因みに、マホガニー材の気乾比重は0.66に対し、ナトーは0.65と極めて似通っています。
最近は、特にその高級素材のマホガニー材もナトー材もほぼ枯渇状態で、今では殆ど輸入出来なくなってしまいました。
特にこのFGにも使用してある、高級素材ローズウッドは今年から日本には完全に輸入出来なくなってしまい、そして歴史上初めて輸入量は0です。
世界の絶滅危惧植物の事を考えると、ワシントン条約はとても正しい事だとは思いますが、、、結局はもう、日本では良い音色の出す高級素材を使ったギターは、もう作れなくなってしまって様ですね。。。悲しい事です。
でも、大丈夫です!私がいますから?!(‘◇’)ゞ
良質な高級素材で製作していた頃の古い価値あるギターを、皆さんに提供し続けますか
ら・・・命の限り。でもあと何年生きられるか・・・(笑)
スペック
トップ:スプルース
バック:ナトー
サイド:ナトー
ネック:ナトー
指板 :ローズ ウッド
ブリッジ:ローズウッド
付属品:ハードケース
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YAMAHA FG-251 CIK Custom Shop 極上品 39,800円
FG-251の綺麗な極上美品をカスタマイズしました。
このギターは、1975年から1978年までに生産された、FGシリーズではライトグリーンラベル、赤ラベル、グリーンラベル、黒ラベル、オレンジラベルと日本製、メードインジャパンのギターです。その後はベージュラベル、ホワイトラベルからは台湾製へと移行していきました。
シリアルナンバーが60921ですから、1976年のFG-251通算921本目の生産という事になります。
今年で、半世紀近くの42年の歳月を経たギターという事になります。
全くと言って良い程フレットの減りも無くボディに大きな傷や打痕も無く、もちろんネックの反りや捻じれ、トップ浮き、バインディングの剥がれなど、ギター本来の機能が失われる致命的な問題は一切ありません。
前オーナーは、相当保管状態も良かったんですね。。。
滅多にこんな良い状態のギターは手に入らないと思います。
特に30年40年経ったギターのほとんどは、必ずネックが反ったり捻じれたりブリッジトップ板が浮き上がっていたり、バインディングが剥がれたりネックの折れや取り付け部の隙間や塗装の白濁剥がれなどなど・・・必ず何か不具合があるのが普通なんですが、何もありません。これはもう新品時のまま?って感じです。
おそらく、前オーナーはハードケースに入れてテンションを掛けない、弦を緩めた状態で四十数年間湿度も低い日陰の部屋に大切に保管して、有ったんだろう?と推測されます。はたまたギターは買ったんだが、挫折してしまったか?(笑)
でも私の手に掛かったからには、このギターを買った方には絶対に挫折なんかさせません!・・・?調子に乗り過ぎ?すいません(^_^;)
ですから、このままでは弾きにくい。まず12フレット6弦で4.0mm1弦で3.0mmと弾きにくいのと、1フレット上との弦の間隔も広いし、フレットが錆が出ていて錆取りと指板保護剤を塗布しなければ今後長持ちはしないし、そしてスケールで22フレットの高さを測ってみるとやはり、フレットが少し波打っている。。。
これは当然の話しで、幾らギブソンやマーチィンだろうがヤマハで保管が良かろうが無理な話で、木材が長年かけて収縮して指板が波打つのは自然な事であり、木材に打ち込んであるフレットの高さが不揃いになるのは、致しかたが無い事です。
これは、やはり私の得意なCIKカスタムショップ仕様に!という事でフレット摺合せのCustom Shop CとAを同時のやる事に・・・
12フレット6弦で2.7mm/1弦で2.1mm前後に調整しました。またサドル高は1.0mm削ってまだ4.0mm位ありますので、こらからの10年20年・・・半世紀までも使い続けれるギターに仕上りましたよ~!!!
FG赤ラベルの爆鳴りを継承しつつもFGの良い所とを残し、少し合板の厚みを増してゴージャスな音色の出る、Lシリーズに少しつ近づけてある鳴りの良い一本です。
当店価格のカスタムショップ仕様に3万円以上掛けて、カスタマイズしたこのギターは、チョーお買い得だと思います。
また、CIK Custom Shopの施工証明書も発行いたします。
~スペック~
トップ:えぞ松
バック:パリサンドル
サイド:パリサンドル
ネック:ナトー
フレット:パリサンドル
リペア&カスタマイズ画像は2ページです。
付属品:ハードケース付き
価格39,800円(税込)
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メンテナンスページで、CIKカスタムショップ仕様料金表を追加しました。
メンテナンス価格表&CIKカスタムショップ仕様料金表(2018,3,18) 修理 […]