皆さん!ご無沙汰です!

Posted by 関 浩一 on 2016年9月14日

ギター大~い好きな皆さま、お元気でいらっしゃいますでしょうか?

ギター大大だ~い好きな、オーナーの関です。(苦笑)

このブログ&ウェブショップを立ち上げて2年半も過ぎ、丸3年になろうとしている今日この頃ですが、その間当サイトをご利用いただきました、多くの方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

過去2年半に渡って、全国津津浦浦の多く方々にご購入&リペア依頼を頂きましたがその後、ギターの調子はいかがでしょうか?お礼のメール以外は来ていませんで、連絡が無いと言う事は無事の知らせだろう!?きっと可愛がって貰っているだろう~と勝手に思っております。

今年に入ってと言うもの全国からドンドンギターが送られて来ていて、常に4本から5本預かりが有ってお盆過ぎた頃になってからやっとパーツ入庫待ちのギター2本だけになったと思ったら、又近隣の市の方からアコースティックギターの修理依頼・・・(^▽^;)

200本近く在庫のギターを仕上げて投稿する時間が有りません。( ;∀;)

中にはお問い合わせが有って、画像と商品説明をお送りしてご購入して頂いております。

これでも、本業の自動車販売そっちのけでやって居るんですが、なかなか追いつかないのが現状です。

 

自分の所有するギターなら、自分で失敗したら自分で泣いてりゃ済むんですが。お預かりのギターはそんな訳にはいきません。もし失敗したら?と思うと毎回緊張します。

フレット摺合せ作業は最初の段取りが一番重要で、1本1本違う個性を持つギターそれぞれのネックや指板やフレットの状態や特性を探り、それを作業に活かして行って黙々とやればとてもしんどい作業では有るんですが、時間が解決してくれて何とかなるんですね・・・しかしトップ浮き修正とネック反り&捻じれ修正が大変!チョット気を緩めるとトップ板が凹み過ぎたり、トップ板のセンターの継ぎ目に隙間が空いたり割れたり、うっかりと加熱温度が高くし過ぎるとバインディングが剥がれたり、塗装が焦げたり中には力木(ブレーシング)が剥がれたり・・・

もう大変です。もともと完璧主義者で欲張りでもっと良くなれば良く成ればと思うんで失敗する事が多いんですね。。。嫌いな言葉ですが、どこで妥協するか?を考える。。。

元々使い物にならない物だから、新品時並みになれば良い!100点!とそれが思えないんですよね。。。それは、自分の性格の性も有るんですが、ギターのカスタムショップと名乗るからには、そんな自分を自分のプライドが許しません。(^_^;) 生意気ですが・・・(笑)

 

なんせ、ギターを初めて、最初のハイコード(バレーコード)FやBが上手く押さえられなくて皆さん挫折していきます。(アコースティックは特に)このF・Bが一つ目の山でこれを乗り越えると、その後かなりの人が生き残るんですね。。。

これを何とかできないかと、ナットの弦高をチョット調整してやるだけで簡単にローコードが弾き易くなるんですね。。。

でも、素人は止めた方が良いです。ネックの反り具合とトラスロッド調整してヘービーゲージからウルトラライトゲージにまで対応する調整は、それ相応の経験と勘が要りますし、夏場と冬場じゃ調整の仕方が変わります。夏場にナット弦高を極限的に下げて弾く易くしても、冬場は弦がビビったり音詰まりして使い物にならなくなってしまいます。

それを解消するには、やや順反りにセッティングしてフレットの摺合せ作業抜きには無理になってくる訳でして、サドルも削ってやれば良いんですが、残念ながら私のところへ持ち込まれるのは、最寄りの楽器屋さんやリペアショップで断られたギターが多いんですね。。。(◎_◎;)

サドルがもう無い!!!サドルが低くてテンションが掛からないから音がにじんで、サスティーンも短い。ブリッジを削る?・・・どこでもやってる事。一度削ってしまえば二度とその手は使えなくなってしまい、廃棄処分にするしか無い。それじゃあカスタムショップの名が泣く。

 

って訳で、お医者さんでは有りませんが対症療法では無く、原因そのものを直す、原因療法。つまりトップが浮いたら修正。ネックが曲がったら直す!って事をしているんですね。。。

こんな事やって居るのは全国でも僕くらいじゃあないかな・・・調べた事無いけど。。。

と言う事で今やっている作業が終わり次第、売れてるやつばかりで在庫は有るの?と言う問い合わせが多く・・・大変ご迷惑をお掛けしておりますが、またドンドン良いギター仕上げて投稿して行きたいと思っています。

あっそれから、トップ浮き修正をしていて気づいたんですが、加熱して木を柔らかくして修正を加えるんですが、だんだんアコギの音が良く成るのに気づきました!

ギター内部を加熱する事によって木が乾燥して結果的にいわゆるエージング加工になる訳で・・・これは一挙両得!

てな訳ですね。。。(‘◇’)ゞおお~よしよし~!

 

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これはアコースティックトップ修正とネックの元反り修正の同時作業の一部画像です。

ギターボディーの中にもボディバックにもいろんな仕掛けが有りますが、残念ながら公開は・・・

 

 

 

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FENDER JAPANの凄い塗装・・・新品です。

 

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これはペグ・PU・ポット・コンデンサーからストラップピンに至るまでオールグレードUPのパーツです。

 

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