ヤマハ/YAMAHA FG-180 赤ラベル CIKカスタムショップC仕様 85,000円
ヤマハ国産ギター生産第一号の、言わずと知れた名器FG-180です。
画像を見たら一瞬、新品か?と思うほど綺麗でしょう?
およそ6ヶ月位も掛けて綺麗に仕上げました。
まあ半世紀50年もの月日が経ったギターはまともな物は、無いのが当然ですが、致命的な木の割れやバインディングの剥がれも無くまあまあの状態でしたが、入庫時結構小さな傷や打痕が複数有って、まあこれでもまだ程度の良い方かな?と思って弦を張り替えて、早速弾いてみましたら、爆鳴り!
そして、僕の気に入っているマーチンのD-28、1983年モデルとや、バックサイドを同じマホガニー材を使って有る2002年ギブソンJ-45、ハードメープルのギブソンのDovuなどと引き比べて見ました。
ご存知の方も多いとは思いますが、マーチンにはAJネックとSQネックがあり1985年からAJネック(アジャスタブルロッド)が採用されています。
それ以前のSQネックタイプ、これが人気があるんですね。。。もっと前のTバーだったら1,000万円で取引されるものもあるとか・・・
AJネックはギブソンが採用したんですが、マーチンは頑固に採用せずにネックは曲がったら調整して下さい!なんて恥ずかしいギターは作らない!
マーチンは、ネックは反ったりしません!と言うのがポリシーだったんですが、1973年のワシントン条約が採択され1975年から効力が生じ、1980年代になるとさすがに良質な材料が手に入らず、とうとうマーチンも1985年からAJネックになってしまいました。
その1985年以前製造で人気の爆鳴りのマーチンD-28と良い勝負するんですね。。。これにはホント驚きました。
そしてFG-180はオール合板ですよ?信じられない。。。中には合板ギターはビンテージとは言わない。とか言っている人もいますが、ビンテージに該当するかしないかはどうでも良い話しで、僕はむしろ逆にオール単板のお高いギターに、良くもオール合板で勝負かけて、勝るとも劣らないギターを良く作るなあ・・・ヤマハさんは偉い!と思います。
生産から50年経った今でも海外の多くのアーティストも赤ラベルは認めていて、あの”ゆず”も愛用していて、ヤマハさんに同じFG-180見たいのをを作ってくれとお願いしてTheFGを作って貰ったくらいのFG-180なのは、判る気がします。
特に赤ラベルの中でも110、140、150、180、220、230、280、350、500、550と有りますが、この180がダントツ人気です。
ただ爆鳴りするだけでは無くて、重低音から澄み切った高音域まで1弦1弦がそれぞれに音の粒がしっかりしていて、決して殺し合わない、そしてアタックが良く音のレスポンスも良い。マーチンやギブソンが30円以上するならこのFG-180の同じくらいしてもおかしくない、どちらが上か下かでは無くて同じ爆鳴りでも、それぞれ個性が違う。ヤマハにしか出ない音ですよね。。。
そして、何と言っても赤ラベル全般に言える事ですが、ボディ鳴りは半端では無いですね。。。弾いていてお腹にガンガン伝わってくるのには参ります。このギターは一生モノだな?って事で、ネック反りとトップ浮き修正、傷は塗装をすれば簡単に綺麗にはなりますが塗装が厚くなると、アコースティックギターは特にボディ鳴りに大きな影響を及ぼしかねないので、大変時間が掛かり面倒なのですが、小さな打痕や傷を1つ1つ埋めて数か月かけて仕上げました。
そして、CIK Costom Shop Aのナット調整、CIK Costom Shop Bのナットチューニング、CIK Costom Shop Cのフレット摺合せでフルカスタム仕様です。
そして、ナットもサドルも良質の牛骨が取付てありますし、画像でもお判りのように、サドル高3.0mm位のまだまだ充分調整できるようにトップ浮き修正もしてありますので、末永く使用出来ると思います。
そして、爆鳴りで綺麗になったFG-180赤ラベルさんにふさわしい、金色のバックルが付いてカッコイイ新しいハードケースに入れてやりました。。。
付属品:ハードケース(新品)
購入希望の方は、こちら
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