タカミネ/TAKAMINE TS-300 アコースティック スプルース単板トップ NT    29,800円

Posted by 関 浩一 on 2014年10月8日

リペア&カスタマイズ画像

リペアして分かったのだが、ナットもサドルも牛骨が!!!道理で良い音出る訳だわね。。。

標準装備?いやいや今でもそうだが10万円以上するギターでしか牛骨は使って無いですよね~。。

前オーナーが、購入に楽器屋さんにお願いしたか、途中グレードアップしたかに違い無い。。。でも、例え安価なギターを作るししても、標準で牛骨を使うのは高峰の品質へのこだわり&プライドか?まあいずれにしても、ナットもサドルも牛骨付いてるのはありがたい事です。。。

まず、幾ら大切に保管してあっても長年放置てしてあった為かネックの順ゾリ&メタボも多少あり、12フレット6弦で4.0㎜ありましたが、これでは大変弾きにくいので、トラスロッドを多少調整し、サドル(ブリッジ)を1.0㎜程度研磨した後、鳴りをもっと良くする為のカスタマイズ。ナットチューニング。

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下の画像は、ナット溝にナット溝研磨用ヤスリでヘッド側方向に半円形になるよう加工してます。なぜこれをするかと言うと、ナット幅全体(5.0㎜)面で弦を受けるよりも点(ネック・指板側一部)でで受けた方が、弦の振動を殺さないからです。

ですから、ナットのヘッド側の溝半分以上は弦が乗っかっては居ません。こんなつまらない事でも、サスティーンや鳴りにアコースティックギターの場合は、特に影響があります。。。(^_^;)

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ナット溝も深いと弦の振動を殺してしまいますから、弦がナット溝の上に乗っかっている状態の方が良い訳です。。。

下の画像は、ナット溝研磨加工後、ナット上部研磨前の状態です。

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数㎜研磨してナットが低くなった画像です。

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完成!!どうでしょうか?各弦の半分位がナット溝から顔が出てるこの状態が判りますか?これがサスティーンや鳴りに大いに影響を及ぼします。。。

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例えどんなに安価なギターでも、この様にチューニングしてやる事によってかなり鳴りが、良くなりますよ。。。

 

そして、12フレット6弦で2.8mm、1弦で2.1mmにしても音詰まり、ビビりは有りません!!!

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眠っていたタカミネがリペア&カスタマイズで、素晴らしいギターとして蘇りました!!!!

大変お疲れさまでした!!!(‘◇’)ゞb

 

付属品:ソフトケース付き

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