カラーチェ/Calaceスズキ バイオリン製 アコースティックギター ホワイト    ¥9,800

Posted by 関 浩一 on 2015年2月10日

Calaceですが、1970年代初期のギターで、製作は鈴木バイオリンです。 当時でも安価な部類でオール合板の仕様です。当時大流行りした白いギター。。。
私の得意なリペア&カスタマイズで数日掛けて仕上げたギターです。リペア費用は当店の料金表でいくと、軽く10,000円を軽く超えてしまってまして、リペア費用の手間のほうが遥かに高く付いてしまったギターです。

少し小ぶりのフォークギタータイプで、ボディのくびれ部分を右膝に乗っけて演奏するには大変バランスが良いギターで、ネックのブリップも太さも日本人向けで、女性やお子様向けにも丁度良いサイズのギターです。
新品ギターには無い、乾き切ったヴィンテージならではの味わい深い素朴なトーンで、鈴木バイオリン製はここ最近になって熱狂的なマニアも多い、オール合板の大変珍しいビンテージ感アリアリの白いギターです。

ブランドカラーチェは、nagoya Japanがギターやマンドリン製作で有名なイタリアのカラーチェ家のライセンス生産契約をして、当時佐藤商会の販売の超レアな当時大人気だった白いギターです。

カラーチェ家の楽器製作の伝統は、19世紀前半、初代ニコラ・カラーチェ(1794-1869)に始まります。 ニコラは、イタリア南部・ポテンツァのピニョーラという町に薬局の息子として生まれましたが、当時の複雑な政治状況により1825年にナポリ湾に浮かぶ小島・プロチダ島へ移りました。

彼はこの島でギター製作により生活する決心をし、その技術を息子アントニオ(1828-1876)に受け継ぎ、父の後を継いだのち工房をナポリ市内に移し、ギターの製作に加えてリュート、マンドリン等も製作するようになりました。

そして、アントニオの死後は彼の二人の息子、ニコラ(1859-1924)とラファエレ (1863-1934)が工房を受け継ぎました。同じナポリの楽器製作家パスクアーレ・ヴィナッチァらがマンドリンを大きく改良し、イタリアでマンドリンが大流行しはじめた時代でしたから、ニコラとラファエレも、Fratelli Calace(カラーチェ兄弟)社を設立 し、すばらしいマンドリンを製作しただけでは無く、彼らは優れた製作家であるのに加え、優れた音楽家・演奏家でもあり、イタリアはもちろんヨーロッパ各国で演奏活動をし、その成果として楽器の輸出にも成功した事で有名なカラーチェです。

【コンディション】

40年以上経たギターですが、画像でもお判りのように外見もたいへん綺麗なもので、フレットの減りも少なくまだまだ弾き倒せる状態で、ネックの状態も良くトラスロッドにも余裕があります。

 

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付属品:ソフトケース

ご購入希望の方は、こちら

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